フィレンツェの現存する世界最古の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラってどんなとこ?

フレグランス、スキンケア&ボディケア商品などを販売していて三越、高島屋・伊勢丹などの百貨店に出店していて日本でもすでにファンがいるサンタ・マリア・ノヴェッラ。そのサンタ・マリア・ノヴェッラのルーツは、フィレンツェにあり、現存する世界最古の薬局です。そんなフィレンツェにあるサンタ・マリア・ノヴェラ薬局について。

目次

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は、イタリア語でOfficina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella(オフィチィーナ・プロフーモ・ファルマチェウティカ・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ)と言います。

800年以上の歴史があり、伝統を守りながら昔からのレシピに基づいて生産している石鹸、ボディーソープ、オーデコロン、ヘアケアー、スキンケアなどの高品質は商品は世界中で人気があります。

店名:Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局)
住所:Via della Scala, 16, 50123 Firenze FI, , Italia
電話:+39 055 216276
E-mail:neg.viadellascala@smnovella.com
公式サイト:https://eu.smnovella.com/it
日本公式サイト:https://jp.smnovella.com
価格:8ユーロ〜
営業時間:月、火、木、金、土、日曜日 9時30分〜20時00分
     水 9時30分〜19時00分
※お店は19時に閉店です。
定休日:基本無休

フィレンツェの玄関口サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、中心街に向かう道に薬局はありますが、ディスプレイなどは無く、知らないとスルーしてしまう外観です。

中を覗くと、目立つ装飾がありますが、ロビーから薬局までは少し距離があるのでふらっと入ってくる観光客は稀だと思います。

フィレンツェで最も重要な教会の一つのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Basilica di Santa Maria Novella)。この教会が、薬局のルーツです。

約800年前、フィレンツェに移住したドミニコ修道院の修道士たちが、自ら栽培をした薬草を使い、修道院内の薬局で人々の為に製薬や研究を行っていました。

アクセス

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(フィレンツェ中央駅)より徒歩10分。入り口が小さいので素通りしてしまわないように注意!

薬局内雰囲気

薬局入ってすぐのロビーは、時間帯によっては混雑を避けるため、列を形成し待機する場所に。列を見て、ここは何ですか?と聞いてくる外国人旅行者が何組がいました。この写真は午前中に撮ったので列はありませんが、夕方に入店する時は5分ほど待ちました。スタッフが店内に入る人数を調整しますが、薬局内を見たいだけの人が多いのですんなり入れると思います。

歴史的価値がある木のベンチは、飾りが綺麗です。座ることはできませんが、近くで見ることができます。

サンタ・マリア・ノヴェッラは元々修道院で、その後教会へと発展しフィレンツェで最も重要な教会の一つとなりました。フレスコ画は圧巻。高貴な雰囲気に満ち溢れており、天井を見ることもお忘れなく。見所のある薬局内は、まるで博物館のよう!

1612年に薬局として認可され、一般営業を開始。薬草、花などの研究を行い、薬剤、鎮痛剤などを調合していました。現在も当時のレシピを使用していて、世界中に多くの顧客がいます。

石鹸、ハンドソープは、イタリア土産にオススメです。お値段は安くありませんが、プレゼントで貰ったら嬉しいですね。

ルームフレグランスも種類がたくさん。実際に匂いを嗅ぎ比べてお気に入りを見つけましょう。

歴代の主人の肖像画が壁に並んでいます。

サンタマリアノヴェッラ薬局に現存する最古のレシピで作られたリキュール。材料の組み合わせによって用途の違いがあり、食前・食後酒、デザートの風味付けに使用、その他、抗炎症、ウィルス作用に優れ、体の免疫力を高めてくれ、胃腸の痛みやホルモン分泌の促進する薬のようなものも。

ボディケア商品は、女性に大人気。男性用は、シェービングクリーム、ボディミルクなどあり。

アロマキャンドルも種類が豊富。

混雑時は入場規制があるので、意外にゆったり見ることができます。

購入方法と購入したもの

薬局内での買い物は、各部屋にいるスタッフの方に欲しい商品を伝え、カードを受け取ります。このカードを、薬局奥のレジに持っていくとその場で商品を用意してくれ、会計をし受け取るという流れになっています。

スタッフの方はしっかり接客してくれるので、各商品についての質問をしたり、商品選びのアドバイスなどをしてくれます。日本人スタッフもいるので、勤務時間が合えば日本語での接客をしてもらうことができるので探してみてください。私はレジで接客をしてもらいました。

こちらは数ある香りの中から選んだバーベナの石鹸。1個12ユーロです。個人的には好みではありませんでしたが、タバコなどの面白い香りもありました。

こちらは缶のデザインが良いなぁと思って購入したミントのお口のリフレッシュ用タブレット。1個8ユーロです。

ノーマルとシュガーレスの2種類がありました。ペパーミント、スペアミント、セイロンシナモン、自然香料などが入っていて、歯磨き粉のような感じですが、軽い甘さがあって、何粒か食べるとクセになってきます。ミント感が強すぎないので、ちょっとしたリフレッシュにぴったり。

昔に販売されていた缶が店内に展示してあるのですが、当時は抗ヒステリック錠剤と書かれていました。

このAntisteriche(アンティステリケ)という単語は、現在のイタリアでは使うのは相応しくないので、今はPasticche di S.M.NOVELLA(サンタ・マリア・ノヴェッラの丸剤)と書かれています。

最後に

日本でも人気のサンタ・マリア・ノヴェッラ。フィレンツェに行くことがあれば是非訪れたい場所の一つです。フレグランス、スキンケア&ボディケア商品、アロマキャンドル、リキュールなどの買い物はもちろん、800年以上の歴史がある薬局内を楽しむこともできます。フィレンツェ観光でサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局訪れてみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

イタリアに3度旅行で訪れ、その後ミラノでメンズ服のデザイン留学をした東京生まれ千葉県育ちの日本男児。実際に住んでみてわかったこと、旅行だから感じることをベースに記事を書いています。イタリアに旅行をしたい日本人、日本を旅行したいイタリア人がもっともっと増えてほしいなぁと思っています。

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